2日から鹿児島県指宿市で行われていた、将棋界最高峰のタイトル「竜王戦」七番勝負の第6局で、藤井聡太竜王が広瀬章人八段を下し、初防衛を果たしました。
タイトル初防衛を目指す藤井聡太竜王と、4期ぶりのタイトル奪還を目指す広瀬章人八段による竜王戦七番勝負。
藤井竜王が3勝2敗と初防衛に「王手」をかけた第6局は、3日、指宿白水館で2日目の対局が行われました。
昼食で藤井竜王が「海鮮丼定食」、広瀬八段が「指宿産鰻重」を食べたあと対局は佳境に。
午後5時すぎ、藤井竜王の113手目に対し広瀬八段が投了を告げ、藤井竜王のタイトル初防衛が決まりました。
対局を終えた2人が対局場近くで行われていた大盤解説会場に姿を見せると、会場に集まったおよそ80人の将棋ファンから拍手が沸き起こりました。
(藤井聡太竜王)「苦しいシリーズだったが、結果を出すことができ、うれしく思う」
(鹿児島市から)「こういう機会はないので見られてうれしい」
(大分県から)「本当に感動。全くおごらない、将棋を探究し続ける姿勢にひかれる」