鹿児島空港で23日、出発前の飛行機の機内で煙が発生し、乗客乗員200人以上が避難するトラブルがありました。

日本航空によりますと、鹿児島空港で23日、午前10時55分 鹿児島発 東京行きのJAL644便が、出発前にエアコンなどに使う「補助動力装置」を作動させたところ、機内で煙が発生しました。
機長の指示で、乗客236人と乗員9人全員が避難しました。けが人はいませんでした。
複数の乗客によりますと、客席の真ん中付近で煙が確認されたということです。
(乗客)「びっくりした。緊張した。初めてだから」
(乗客)「焦げ臭いような感じの臭いだった。恐怖まではないが、大丈夫かな?と不安はあった」
(乗客)「娘が里帰り出産して、きょう初めて関東に行くところだったので、まさか」
日本航空がトラブルの原因を調べています。

(記者)「日本航空のカウンター前には、払い戻しや便の変更をするため、長い行列ができています」
この便は欠航し、乗客は払い戻しや便を変更していました。
鹿児島空港によりますと、この飛行機以外の運航に影響は出ていないということです。