自民党は、参院選で敗北した要因をまとめた「総括」を、あす2日の両院議員総会で公表します。
執行部の責任を問う声があがる中、“政局のキーマン″森山裕幹事長が地元入りしました。地元の支持者を前に、自身の進退について触れました。

(自民党 森山裕幹事長)「自民党の幹事長として、非常に難しい党運営を預かっているが、自民党も反省しなきゃいけないこともたくさんある」

衆議院鹿児島4区選出の自民党・森山裕幹事長。おととい30日ときのう31日、鹿屋市と霧島市で演説会を開きました。この中では自民党が敗北した去年の衆院選や7月の参院選を振り返り、自身の進退についても触れました。

(自民党 森山裕幹事長)「いい結果を残せなかった。党を預かる幹事長として、責任を感じる。今からどう立て直していくかということを考えなければいけない」

そして、世論調査で石破内閣の支持率が上昇傾向にあることなどを念頭に、総裁選の前倒しを求める動きをけん制しました。

(自民党 森山裕幹事長)「国民の皆さんの世論と自民党内の世論がかい離しているとすれば、非常に怖いことだと思う」

森山幹事長は「参院選の報告書がまとまった段階で、自らの責任を明らかにしたい」と発言していて、今後の動向が引き続き、注目されます。