先月、鹿児島県内の中高生18人が海外にホームステイし、国際交流をしました。

中高生が向かったのはベトナムです。面積は日本から九州を除いた広さとほぼ同じで、人口はおよそ1億人です。
このホームステイは中高生に文化の違いや国際協力について学んでもらおうと、県国際交流協会などが毎年行っていて、今回で32回目です。現地の人たちとの交流を通じ、成長していく中高生を追いました。

(松元中学校3年・太田真奈さん)「ベトナムの日常生活を肌で感じて、ベトナムをもっと知り、今後に生かしたい」
今回選ばれた18人は、各市町村で手を挙げ面接を経て決まった中高生です。ベトナムまでは、飛行機で韓国を経由しておよそ12時間。
(鹿児島情報高校2年・久保陽愛さん)「暑いし湿気がすごい。日本と比べ物にならないくらい、ベタベタしている」

かつてフランスの植民地でしたが、1976年に今のベトナム社会主義共和国が樹立されました。2022年の経済成長率は8.5%と、目覚ましい発展をとげています。最初に訪れた首都ハノイには、高層ビルや商店が立ち並びます。
(大口高校3年・堀ノ内咲良さん)「建物がカラフルで、所狭しと並んでいる感じが日本とすごく違い、異国を感じる」

ホームステイ先は、そこからバスに揺られて2時間ほどのバグニン省トゥオン地区。
(曽於高校2年・迫大夢さん)「本当に首都から近くの地域なのかなと疑うくらい」

18人が各家庭に分かれ、4日間のホームステイが始まりました。
(志布志高校3年・藤田羅那さん)「めっちゃ緊張しています」