断続的に噴火する新燃岳の降灰の影響で、鹿児島県霧島市の一部地域では断水や温泉の供給停止がきょう15日も続いています。

新燃岳では先月22日以降、断続的に噴火しています。きょう15日は国交省の担当者らがヘリコプターで火山灰の堆積状況などを調査しました。
(鹿児島大学(砂防学)地頭薗隆名誉教授)「今回非常に細かな火山灰が放出されているので、今後にわか雨や台風の雨で(土砂流出の)対策を考えないといけない」
噴火の影響で、今月10日には水道と温泉の配管が流され、現在も霧島自治会地区の24戸と高千穂河原の4つの施設で断水が続いているほか、旧霧島町全域のホテルなど264軒への温泉の供給が止まったままです。

(記者)「霧島神宮から200mほど南にある霧島川です。水は灰色に濁っています。そして、この辺り一帯に大きな流木が散乱しています」