「ゲゲゲの鬼太郎」のなどの作者で知られる漫画家・水木しげるさんの原画や愛用の道具などを展示する九州初開催の企画展が、10日から湧水町の霧島アートの森で始まりました。

水木しげるさんは、1922年生まれで、鳥取県で育ちました。太平洋戦争で片腕を失いましたが、紙芝居作家を経て、漫画家に転向。2015年に93歳で亡くなりました。

会場の霧島アートの森には、代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」などの原画や愛用の道具などおよそ350点が展示されています。

人気作品のほか、自身の戦争体験や実話を基にした「総員玉砕せよ!」などの原画に来場者は見入っていました。

(来場者)
「こんなに作品があると知らなかった」

「予想以上にたくさんの原画とか見られたのでうれしかった」

(水木さんの長女・水木プロダクション 原口尚子さん)「画力や創作の秘密も知っていただきたいし、じっくり最初から最後まで楽しんでいただきたい」

「水木しげる魂の漫画展」は湧水町の霧島アートの森で9月23日まで開かれています。

【観覧料】
一般 1200円
大学・高校生 800円
小中学生 600円