桜島の南岳山頂火口で30日午後9時前、爆発的噴火がありました。

噴煙は火口から3000メートルの高さまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から500～700メートルの8合目付近まで飛びました。桜島での爆発は今年136回目です。桜島の爆発の様子と３１日の降灰予報は画像で掲載しています。

桜島降灰予報（定時）

桜島で噴火が発生した場合には、３１日０９時から１２時までは火口から南東方向、３１日２１時から２４時までは火口から南方向に降灰が予想されます。

(時刻)　(火口からの方向) (降灰の距離) (小さな噴石の距離)

▼３１日０６時から０９時まで　南（指宿方向）　　　　　７０ｋｍ　　４ｋｍ　　　　　

▼３１日０９時から１２時まで　南東（垂水・鹿屋方向）　６０ｋｍ　　５ｋｍ　　　　　

▼３１日１２時から１５時まで　南東（垂水・鹿屋方向）　７０ｋｍ　　５ｋｍ　　　　　

▼３１日１５時から１８時まで　南東（垂水・鹿屋方向）　９０ｋｍ　　５ｋｍ　　　　　

▼３１日１８時から２１時まで　南東（垂水・鹿屋方向）　９０ｋｍ　　５ｋｍ　　　　　

▼３１日２１時から２４時まで　南（指宿方向）　　　　　７０ｋｍ　　５ｋｍ　　　　　

期間中に噴火が発生した場合には、以下の市町村に降灰が予想されます。

鹿児島市（桜島）、垂水市、鹿屋市、指宿市、錦江町、南大隅町、東串良町、肝付町、大崎町

気象台は噴火警戒レベル3の入山規制を継続中で、「山体の膨張は引き続き高止まりが続いていて、今後も活発な噴火活動が継続する」としています。