鹿児島市のサンロイヤルホテルが移転を目指している住吉町15番街区について、所有する県が11日、説明会を開いたところ、サンロイヤル以外に、鹿児島銀行を含む5社が出席しました。
住吉町15番街区を巡っては、鹿児島市与次郎にある鹿児島サンロイヤルホテルが、老朽化による移転・建て替えのため県に貸し付けを要望しています。これに対し県は、土地の利活用を希望する事業者の公募を先月28日から始めています。
11日は説明会が開かれ、6つの事業者が参加しました。県は「同意が得られなかった」としてサンロイヤルホテル、鹿児島銀行以外の4事業者を公表していませんが、2社は県内、2社は県外だということです。
11日は県から公募の要領についてコンベンション機能などを核とした交流・観光の拠点づくりにつながる提案であること、貸し付けの期間は50年以上とすることなどが示されました。
(鹿児島サンロイヤルホテル 三月田淳・総支配人)「公募の内容を踏まえて、県民に理解してもらえる良い提案をして頑張る」
また鹿児島銀行は説明会への参加理由について「地域の金融機関としてまちづくりの一環で参加した」としています。
(県PR観光課 東俊浩・PR観光企画監)「MICE・バンケット機能を核とした魅力ある交流観光拠点の形成に寄与する提案を、県内外の多くの事業者から提案されることを期待している」
公募は今年8月8日までで、8月下旬に公開プレゼンテーションを行った上で、有識者らでつくる県の委員会が事業者を選定。それを踏まえて、10月ごろに県が事業者を決める予定です。