鹿児島県内の企業では1日、入社式が開かれました。鹿児島銀行では人材確保や行員のモチベーションアップにつなげようと、初任給を3年連続で引き上げました。
鹿児島銀行では、緊張した面持ちで新入行員147人が新たな一歩を踏み出しました。
(新入行員決意のことば)「お客様から信頼される行員となることで鹿児島をさらに盛り上げていける存在となります」
式では、郡山明久頭取から「失敗を恐れず果敢に挑戦する行員になってほしい」とエールが送られました。
鹿児島銀行では、人材確保や新入行員のモチベーションのアップにつなげようと、初任給を3年連続で引き上げています。勤務地を限定しない採用で、今年度、大卒が26万円、短大卒は23万5000円、高卒は21万5000円で、前年より一律2万円アップしました。
(新入行員・古澤貴聖さん)「東京で就職した友人たちとあまり変わらない待遇なのはすごく幸せ」
(新入行員・尾曲春乃さん)「企業がそういう姿勢を見せてくれることで、私たちも期待されているという意識がある。今回の賃金上昇に伴い、私たちも頑張っていきたい」
(鹿児島銀行・新卒採用担当 富澤一喜さん)「初任給、給料はひとつ目安、重視されるところだと思うので、(新入行員の)モチベーションにもしっかりつながっているのではないか」
新入行員は、およそ2か月の研修のあと、それぞれの職場に配属されます。