金の投資詐欺で高額の被害です。鹿児島県内の男性が、SNSで知り合った人物に「投資額を増やせばもうけが出る」と言われ、7700万円をだまし取られました。
県警によりますと、県内の60代男性は去年12月、「香港出身の40歳」とかたる女からSNSでダイレクトメッセージを受け、やりとりを始めました。
次第に女に親近感を抱いた男性は「金の市場でもうかる話がある」と言われ、誘いに応じました。
男性は、女から紹介された「金の取引会社スタッフ」を名乗る人物から偽の投資アプリを紹介されます。指定の口座に現金を振り込むと、このアプリに利益が表示されたことなどから、女やスタッフを信用してしまったということです。
さらに男性は、女に紹介された「金の売買の先生」と呼ばれる人物から「投資額が増えればもうけが出る」と言われ、今年1月から3月上旬にかけて、あわせておよそ7700万円を振り込み、だまし取られました。
県警は、会ったことのない相手からのお金の要求やもうけ話は、詐欺を疑うよう呼びかけています。