鹿児島市の中学校で10日、卒業を前に、3年生の担任らが歌でエールを送りました。
(中島忠臣教諭)「先生たちから君たちへの最後のメッセージ」
鹿児島市の甲南中学校です。あさって12日、3年生127人が新たな門出を迎えます。10日、卒業前に3年生が体育館に集められ、あるサプライズイベントがありました。
「3年生のこれからにエールを送ろうと」企画された歌やダンスです。冬休みから練習を積み、生徒たちの前で披露。普段は見られない先生たちの姿に会場は盛り上がり、熱いメッセージには涙が溢れました。
(教諭)「こんな素敵な仲間たちと過ごせたのは宝物だと思います。いっぱい支えてもらった、幸せだったと、これからのみんなの自慢にしてほしいです」
サプライズを企画した学年主任の中島忠臣先生は、定年退職で3年生とともにこの春卒業。37年間の教員生活にピリオドを打ちます。

(中島忠臣教諭)「いい教え子たちに出会えて、今までの生徒たちを想いながら、ぐっときてしまいました。(卒業式は)志晴れやかに厳かに送り出したい」
(生徒)「私たちのことを思ってくれているんだなと、ありがたかった」
(生徒)「楽しいことばかりじゃなかったけど、思い出がたくさんできたので宝物だと思う」
(生徒)「頑張って僕らに思いを伝えようとしている姿がかっこよくて、感動した」
甲南中学の生徒はあさって12日に学び舎を後にします。

(先生たち)「ありがとう」

(生徒たち)「ありがとう」