鹿児島市で、鹿児島大学の男子学生が飲酒運転の車にはねられ死亡した事件から今月9日で4年がたちました。両親は飲酒運転の男を相手に民事裁判を起こして、先日、男と対面。「息子の命と真剣に向き合ってほしい」と訴えました。

(宮崎さんの父親)「今回の民事裁判でも、何とか真実がわかればいいなと、思い続けたこの4年間」

福岡出身で鹿児島大学・共同獣医学部の1年生だった宮崎大喜さん(当時20)。幼いころから動物が好きで、飼い犬を家族の誰よりもかわいがっていました。

獣医を目指し1年浪人して大学に入学。親元を離れ、馬術部に入部し、毎朝、馬の世話をするのが日課でした。

4年前の2月9日。この日も馬の世話のため、朝早く下宿先を出発。交差点を自転車で渡っていたところ、信号を無視して時速93キロで走ってきた車にはねられ亡くなりました。