南西諸島の防衛強化で日米連携が進む中、去年、県内の民間空港にアメリカ軍機が着陸した回数は85回で、全国で2番目に多かったことが分かりました。

国土交通省によりますと、去年、県内の民間空港にアメリカ軍機が着陸した回数は
▼奄美46回
▼種子島19回
▼屋久島12回
▼徳之島、与論でいずれも4回のあわせて85回でした。

3年前は111回、おととしは201回で、去年は85回と6割近く減少しました。おととしは、屋久島沖で墜落したオスプレイの捜索活動などで着陸が増えた一方、去年は、その事故などを受けオスプレイの運用が2度停止したことが減少の一因とみられます。

九州防衛局は「米軍の運用については承知していない」としています。

全国89の民間空港でみると、鹿児島県は、熊本県の88回に次ぎ全国で2番目の多さとなりました。九州・沖縄への着陸は全国の80%と集中していて、鹿児島県は全国の27%を占めています。