景観づくりに取り組む人や団体を表彰するかごしま景観大賞の表彰式が、県庁でありました。
4回目となるかごしま景観大賞の今年の大賞には、屋久島町で活動するNPO法人やくしま未来工房が、選ばれました。
やくしま未来工房は、江戸時代中期に屋久島に上陸したイタリア人宣教師、ジョヴァンニ・シドッティ神父の功績を伝えるための記念館建設を目指していて、去年4月、上陸地を望める展望タワーを建てました。
(NPO法人やくしま未来工房 古居智子理事長)「何でもない風景なんですけど、屋久島によくある。でもそこに過去に起こった出来事を重ね合わせてみると、風景が物語になる」
(NPO法人やくしま未来工房 古居智子理事長)「大きな励みになります。素晴らしい夕陽の絶景スポットでもあるので、ぜひ多くの方に来てもらい、3世紀前の屋久島に思いをはせてもらえたら」
優秀賞には、石垣が続く順路でガイドを行う南さつま市の「石垣群の里大当の大当かんむっ・にいむっ会」と「すべらない、落ちない石」として受験生などが訪れる日置市の「吹上妙見神社と巨石群」の長野勝悟さんと中之里地区有志が選ばれました。