私たちのスマートフォンやカーナビの位置情報の精度を高める日本版GPS衛星を搭載したH3ロケット5号機があさって2月2日、打ち上げられます。準備が進む種子島宇宙センターから中継です。

ロケットは私の後方の組み立て棟の中にあって、あさって2日の打ち上げに向けた準備が着々と進められています。

H3・5号機に搭載されているのは、スマートフォンやカーナビで使う位置情報の精度を高めるための日本版GPS衛星「みちびき6号」です。

国は「みちびき」を来年度までに今回を含め3機を打ち上げて7機体制とし、日本の衛星だけで安定した位置情報を提供できるようにする計画です。

みちびき6号を載せた日本の新たな主力ロケット「H3」。従来のH2Aロケットは、1基ずつの受注生産でしたが、新たなH3は、大量生産する自動車工場のように、生産を自動化してコストを抑えた「ライン生産」に変わりつつあります。

製造現場を取材しました。