
春節の中国人観光客に変化?インバウンド消費は過去最高も「買い物ばかりが目的ではない」
鹿児島市の天文館では28日、買い物を楽しむ中国人観光客の姿が見られました。
(北京から)「天文館は店が多くて、いいもの、食べたいものがあれば買いたい」

去年、初めて8兆円を超え、過去最高となった外国人観光客のインバウンド消費。しかし、中国人観光客を取材してみると、かつて「爆買い」と呼ばれたような大量購入は見られず…
(上海から)「これを買った。商品名は分からないが、食べるとおいしかった」「買い物の予算ははっきり決めてない。そんなに買い物の欲がない」
湖北省から訪れたこちらのきょうだい。ディスカウントストアの大きな袋を提げていました。
(湖北省から)「日本の薬品を買った。家族全員分。(Q.いくらだった?)3万円くらい」
買い物のあと向かったのは、鹿児島名物「白熊」の店です。

(湖北省から)「SNSで白熊が紹介されていたから、来てみた」「おいしい」
SNSを参考にしながら、鹿児島の観光地をまわる2人。今回の旅行は買い物がメインの目的ではないといいます。
(湖北省から)「地域の食や景色、新しい文化にもっと触れたい。以前のように買い物ばかりが目的ではなくなった」
「モノ」の消費から食や体験などの「コト」消費へ。インバウンド消費のあり方は変化を迎えています。