県がドルフィンポート跡地に整備を進める新しい総合体育館の入札が参加者が辞退し、不調となったことについて、塩田知事は、「コスト増はあるかもしれない」と述べ、事業費が増える可能性を認めました。

県は、ドルフィンポート跡地に新しい総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの整備を進めています。事業費は313億円で、県は施設の整備や運営を担う事業者を公募しており、2つの事業グループが入札の参加を表明していましたが、いずれも辞退し、成立しませんでした。

人件費や資材の高騰などが要因とみられています。

11日の定例会見で塩田知事は、規模や機能を見直すことは難しいとした上で、事業費を増額する可能性を認めました。

(塩田知事)
「コスト増はあるかもしれないがはっきりしない、整備運営手法も含めてしっかり検討しながらみなさんにもお話を伺っていきたい」

県は、今月中に事業者に対しヒアリングできるよう調整を進めています。