鹿児島市喜入の石油備蓄基地にあるENEOSマリンサービスが、会社の宿泊所を鹿児島ユナイテッドFCに無償で譲渡しました。今後は若手選手らの寮として活用されます。

ENEOSマリンサービスから、鹿児島ユナイテッドFCを運営する「鹿児島プロスポーツプロジェクト」に無償で譲渡されたのは、鹿児島市喜入中名町にある宿泊所「喜入シーメンズクラブ」です。

喜入シーメンズクラブは、1974年にタンカー船員の宿泊所として開館し、一般客も受け入れていましたが、新型コロナの影響などを受け、おととし6月に閉館しました。

4日の贈与式では、旧喜入町の町の花にちなんで、「つわぶき寮」という新たな名称が発表され、地元の保育園児が歓迎太鼓を披露しました。

(鹿児島ユナイテッドFC 徳重剛代表)「ここから素晴らしい選手を輩出していくことが地域の皆さんへの恩返しになる」

(ENEOSマリンサービス 浦野新生社長)「町のシンボルとして、住民の希望の星としての活躍を願っている、施設が生まれ変わることに期待している」

「つわぶき寮」は今後、改装され、来年1月から、若手選手やアカデミー選手らの寮として活用される予定です。