去年1月、空での仕事を諦めたくないと、退職を決意。手に取ったのは、パイロット時代、イメージトレーニングのために始めたドローンでした。
ドローンは人こそ運ぶことはできませんが、近年、災害現場の状況把握や孤立地域への物資輸送にも役立てられています。

自衛隊時代、熊本地震でヘリコプターから孤立集落の支援を経験した浜洲さん。ドローンを使って災害から地域を守りたいと起業しました。
(浜洲充哉さん)「いち早く救助したい思いはあるのにヘリコプターは大きく、障害物や電線があると近寄れない。(ドローンは)捜してほしいという情報が来たらすぐに飛ばせるのが強み」
去年11月には、鹿屋市と災害協定も結びました。

先月8日の日向灘を震源とした地震。震度5弱を観測した鹿屋市では、串良平和アリーナで天井がはがれる被害が発生。市からの要請でドローンを使った状況把握にあたりました。