14日夜から15日未明にかけて奄美地方を直撃した台風13号の影響で、奄美大島では住宅など建物への被害が相次ぎました。

強い台風13号は東シナ海を時速20キロで西北西に向かっています。

気象台によりますと、午後3時ごろに、鹿児島県内全域は強風域から抜けたということです。奄美市では14日夜、32.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。

各市町村によりますと、住宅の屋根の一部がはがれるなどの被害が、奄美市・龍郷町・宇検村・瀬戸内町であわせて37棟確認されています。けが人はいないということです。

また停電も続いています。奄美大島と喜界島を中心に一時、1万戸を超え、午後5時時点であわせておよそ3760戸で続いています。

(住民)「電気がつかないと暑い。クーラーがないと夜も寝られない」

また、瀬戸内町では14日夜、土砂の運搬船が浅瀬で座礁しましたが、乗組員6人にけがはないということです。

海の便は15日、甑島、種子屋久、奄美航路で欠航が相次ぎましたが、16日以降、通常運航に戻る見込みです。