地震地質学が専門の鹿児島大学・井村隆介准教授が、鹿児島県薩摩川内市の中学校で防災の授業をしました。
(鹿児島大学・井村隆介准教授)「自分の命は自分で守る。誰かが守ってくれるのではない」
防災講話があったのは、薩摩川内市の全校生徒72人の祁答院中学校です。鹿児島大学の井村隆介准教授が3年生の教室で講話し、1・2年生は、リモートで授業を受けました。
井村准教授は、江戸時代の1783年の浅間山の大噴火で、高齢の女性を背負って逃げようとした若い女性が、高齢女性ともども土石流に巻き込まれて死亡した例などを挙げ、まずは自分の命を守ることの大切さを訴えました。
(鹿児島大学・井村隆介准教授)「使命感を持っているかもしれないけれど、まずは皆さんの安全が確保されていないと、お年寄りや体が不自由な方を助けることはできない」
(3年生)「命を守る行動を自分がしてから、周りに回せたら良い」
(3年生)「自分で判断できて避難できるようにしたい」
薩摩川内市では今後も、研究者などによる防災授業を行う方針です。
※祁答院の祁は左がネ







