9年前からの赤字経営が続く鹿児島市の桜島フェリーがきょう7月1日から運賃を値上げしました。
中学生以上は、200円から250円に引き上げられ、25パーセントの値上げです。

フェリーを運航する鹿児島市船舶局によりますと、桜島フェリーは桜島や大隅地域の人口減少や燃料費の高騰などで2015年度から赤字経営が続いています。

持続的な経営が困難として、きょう、7月1日から運賃値上げに踏み切りました。値上げは5年ぶりです。

新しい運賃では、中学生以上が200円から250円の25パーセント、小学生以下は、100円から130円の30パーセントアップになります。

また車両運賃も、軽乗用車が1400円から1700円に、普通乗用車が1950円から2350円になります。

(利用客)
「正直、上ってほしくはない。これ以上お金を使いたくない」
「住民割とか、観光客は少し高めに差別化してほしい」

市船舶局は、「事業を存続するための運賃改定をご理解いただきたい」としています。