アメリカのトランプ大統領はイランが事実上封鎖しているホルムズ海峡について、7日までに開放されなければイラン全土の発電所や橋を攻撃する考えを示しました。イラン側は、攻撃された場合、「同様のインフラを標的にする」としています。
ウォール・ストリート・ジャーナルは5日、トランプ大統領が電話インタビューでホルムズ海峡について、「7日の夕方」までに開放されなければ「発電所も橋も一切残らないことになる」と話したと報じました。生活の基盤となる施設への攻撃予告を材料にイラン側に妥協を迫ったかたちです。その後、SNSに「アメリカ東部時間の7日午後8時!」とだけ投稿していて、この時間が期限を指している可能性があります。
これに先立ち、トランプ氏はホルムズ海峡をめぐり「海峡を開けろ、ろくでなしどもめ」などと口汚く威嚇し、イラン側への圧力を強めていました。
一方、FOXニュースの取材に対しては、イランとの戦闘終結に向けた協議に関する何らかの合意について、6日までに「成立する可能性が高いと思う」と主張。イラン側が早期の合意に応じない場合には、「イランの石油を掌握することも考えている」と話したということです。
トランプ氏による発電所や橋への攻撃の警告を受け、イランは強く非難しています。
イラン外務省の報道官
「これらの脅迫は犯罪的な思考の表れに他ならない。戦争犯罪と人道に対する罪、ジェノサイドを公然とあおる行為だ」
そのうえで、実際に攻撃を受けた場合、「同様のインフラを標的にする」と述べ、「自発的なものではなく防衛措置だ」と強調しています。
こうしたなか、5日のニューヨークの原油市場では原油価格の指標となるWTI原油先物価格が上昇し、一時1バレル=115ドル台をつけました。これはおよそ1か月ぶりの高値水準です。
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