21日梅雨入りした奄美地方では22日、大気の状態が不安定となり、昼すぎにかけて局地的に激しい雨が降りました。

奄美地方では22日、停滞した梅雨前線の影響で、雷を伴った激しい雨が降りました。

県の雨量計では龍郷町大勝で、午前10時50分までの1時間に59ミリの非常に激しい雨を観測し、奄美市では21日の降り始めからの雨量が203ミリとなりました。

名瀬測候所は龍郷町に出していた大雨洪水警報を午後2時20分に解除しましたが、これまでの雨で地盤が緩んでいることから、奄美地方北部では低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水などに注意するよう呼びかけています。

奄美地方にある梅雨前線は22日夕方から23日にかけて九州南部付近に北上する見込みで、23日は県内全域で雨となる見込みです。

また、21日から22日朝にかけて降り続いた雨の影響で、県道79号名瀬瀬戸内線の瀬戸内町久慈と宇検村名柄の間では、道路わきの斜面が高さ10メートル、長さ6メートルにわたって崩れ、一時、通行止めとなりました。