鹿児島市のかごしま水族館で展示されていたマンボウが20日、海へ帰りました。
海での詳しい生態を調べるため、世界で初めて体に心電図計が取り付けられました。
20日に海に戻ったのは、2か月前に肝付町沖で網にかかったマンボウです。展示していた水路の温度が20度を超え生育に適さなくなったため、放流されることになりました。
生態調査に取り組む長崎大学も協力し、背中に心電図計などがついたおよそ300グラムの機器を取りつけた後、沖まで運んで海に帰しました。マンボウに心電図計を取りつけた例は世界で初めてで、詳しい生態の解明につなげたいとしています。
(長崎大学環東シナ海環境資源研究センター・中村乙水准教授)「見ているだけでは分からないことがあり、世界で初めてのデータがとれることを期待している」
装置は4日後に自動的に体から外れ、回収される見込みです。







