特別養護老人ホームで30年にわたりボランティア活動を続けている大島高校の生徒らに感謝状が贈られました。

奄美市にある県立大島高校は毎月数回、生徒たちが市内にある特別養護老人ホーム「奄美佳南園」を訪れています。

園には80人ほどの入所者がいて、生徒たちは施設の清掃や食事の介助などをしています。

毎回、授業が終わってから学校から自転車で向かい、坂道を歩いて上って30分かけて通っています。

17日は園長らが学校を訪れ、生徒代表に感謝状を贈りました。

(奄美佳南園 村田勇樹園長)
「本当に長い期間生徒さん一人だけではなく、みなさんが代わりがわり続けていくことは本当に大変なことだと思う」

(大島高校2年 中江太宥さん)
「30年も続いていることに驚き、歴代の大高の先輩たちはすごいなと思った」

コロナ禍の間は入所者と接することはできませんでしたが、今年度からは食事の介助や会話も再開されます。