国が鹿児島市中心部で整備を進める「鹿児島東西道路」の工事の進ちょくを確認する見学会がありました。地下トンネルは来年、貫通見込みですが、全体の完成時期は未定です。
(記者)「鹿児島東西道路の工事現場です。2001年の事業化から20年以上がたちますが、工事の進ちょくはどうなっているのでしょうか?」
南九州西回り道の鹿児島インターから甲南高校前まで3.4キロの区間で計画される「鹿児島東西道路」は、2001年に事業化されました。
武岡トンネルなどの市中心部の渋滞を緩和するため、国が総額1188億円をかけて整備を進めています。3.4キロの区間のうち、武岡トンネルから甲南高校前までの2.3キロは地下トンネルで、去年11月に掘削工事が始まりました。

22日の見学会には地元住民などおよそ10人が参加し、担当者から掘削開始から5か月で進んだ距離は53メートル、全長の2.3パーセントと説明がありました。順調に進むと、地下トンネルは来年5月ごろには貫通する見込みです。
(鹿児島国道事務所 龍博文副所長)「これまでに順調に工事は進んでいると認識。工事も残っているので、現時点でいつごろ開通する見込みかというのを示すのは難しい」
トンネル貫通後も非常駐車帯などの整備が続くため、鹿児島東西道路の完成時期は未定ということです。







