伊豆諸島沖で20日訓練中だった海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落しました。事故を受けて鹿屋航空基地では22日から同型の哨戒ヘリの飛行を自粛しています。
この事故は20日午後11時ごろ、伊豆諸島の東の海域で訓練中だった海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落したもので、1人が死亡、7人が行方不明になっています。
防衛省は回収したフライトレコーダーの解析を始めていて、現時点で機体の異常を示すデータは確認されていないと明らかにしました。そのうえで2機は衝突した可能性があるとしていて事故の原因究明を急ぐことにしています。
県内では2021年に奄美大島沖で海上自衛隊の哨戒ヘリ2機が訓練中に空中で接触しメインローターのブレード1枚が損傷する事故がありました。
今回墜落したヘリは海上自衛隊のSH-60K哨戒ヘリコプターで、鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋航空基地によりますと第212教育航空隊では複数の同型機が配備されているということです。
同型機は訓練生の実用訓練や離島の救急搬送などで使用されていて、22日も飛行訓練が予定されていましたが、事故を受けて同型機の飛行を自粛しているということです。
鹿屋航空基地は飛行再開のめどは立っておらず「今後、訓練生のカリキュラムに遅れが出る可能性もある」としています。







