79年以上前の太平洋戦争で、鹿児島県霧島市にあった2か所の航空基地から出撃して戦死した海軍航空隊の特攻隊員を追悼する慰霊祭がありました。

慰霊祭は、いまの陸上自衛隊国分駐屯地周辺にあった第一国分基地から出撃した特攻隊員を追悼する慰霊碑「特攻機発進之地」の前で行われました。また21日は、鹿児島空港一帯にあった第二国分基地の慰霊碑前でも式典がありました。
太平洋戦争末期、この第一・第二基地からは、あわせて420人余りの海軍特攻隊員が出撃し、戦死しました。

午前11時から行われた慰霊祭には遺族らが出席し、黙とうのあと献花が行われ、地元の中学生が誓いのことばを述べました。
(遺族)「(戦死したのは)兄です。(年齢が)親子ほど離れている。涙が出るぐらい、79年なんだなと、年数への思いがある」
集まった人たちは、特攻隊員の冥福を祈るとともに、平和への思いを新たにしていました。







