高知県の動物園で、メスのエミューが柵を飛び越えて園路に脱走しました。数分後に捕獲されましたが、何かしらの原因で死んだということです。飼育員や来園者にケガはありません。
園内でエミューが脱走したのは、高知県香南市の高知県立のいち動物公園です。
園によりますと、20日の午前9時半すぎ、展示場にオスのエミュー「ブブ」とメスのエミュー「ボンボン」を出したところ、ブブがボンボンを追いかけはじめました。逃げようとしたボンボンは、柵を飛び越えたとみられ、園路に出ていたところを発見。
ボンボンは、約5分後に職員2人によって捕獲されましたが、歩いて展示場の前まで戻ってきたところで暴れ始めました。職員に持ち上げられて獣舎まで戻りましたが、その後、死んでしまったということです。
脱走したエミューが捕獲されるまでの間展示場があるエリアは立ち入り禁止となり、遠足に訪れた多くの園児たちでにぎわっていた園内は、一時、慌しくなりました。
園はボンボンが死んだ原因を調査するとともに再発防止策を検討していくということです。
エミューはヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類で、大きさは1.6~2m近くになります。死んだボンボンは13歳でした。