新型コロナウイルスについて、12日、高知県内で新たに89人の感染が確認されました。日曜日の感染確認数が100人を下回るのは、2022年6月以来およそ8か月ぶりです。クラスターや死亡した人の確認・報告はありません。

感染が確認されたのは、10歳未満から90歳以上までの89人で、年代別には、10歳未満が10人、10代が12人、20代が1人、30代が12人、40代が11人、50代が12人、60代が12人、70歳以上が19人となっています。新たなクラスターは確認されておらず、死亡した人も報告されていません。

日曜日の感染確認数が100人を下回るのは、2022年6月26日(98人)以来、およそ8か月ぶりです。
高知県は、「新規の感染確認数は減少傾向だが、まだ第8波の収束とは言えない。重症・中等症の患者は減少傾向だが、日々新たに中等症に悪化する患者がいて、医療機関の負担は十分に軽減されていない。患者の救急搬送についても、搬送先の選定が困難な事例は減少してきているが、平年に比べるとまだ多い状況だ」と、警戒を呼びかけています。一方、「病床の使用率」と「直近7日間の70歳以上の新規感染確認数」は、県の指標で「警戒レベル」となっていますが、高知県は「当面の発生動向や入院・退院の状況を注視する必要がある」として、現時点での県の対応ステージは「警戒強化」で据え置いています。

高知県内の感染確認は、累計で16万5676人となりました。99人が医療機関に入院していて、重症は2人、中等症は19人、病床占有率は28.9%となっています(重症者用は8.3%)。