2028年の大河ドラマの主人公・ジョン万次郎。その直系の子孫の女性が12日に高知市で講演し、「ジョン万次郎が誰とでも分け隔てなく接する“隣人愛”を大切にしていた」ことなどを語りました。

この講演会は、ジョン万次郎が主人公の大河ドラマ「ジョン万」が2028年から放送されることを受け、県民の機運向上につなげようと土佐経済同友会が開きました。講師の中濱京(なかはま・きょう)さんは万次郎の直系5代目の子孫です。講演では、14歳で漂流した万次郎が鳥島でホイットフィールド船長に助けられ、アメリカで成長し帰国後に活躍するまでを、中濱家に伝わる貴重な資料を用いながら時系列で紹介します。講演の途中ではクイズも出題。例えば、万次郎がアメリカから持ち帰った物のリストに「胸掛」がありましたが、これが何かというと…。

(中濱京さん)
「ネクタイです。万次郎は日本に初めてネクタイを持ち帰った。今の幅広いネクタイではなく、当時は水兵が着けているような幅の狭いものだった」

また、ホイットフィールド船長が万次郎を学校に通わせるなどして家族のように愛した「隣人愛」を、帰国後の万次郎も大切にして誰とでも分け隔てなく接していたことや、それを両家の子孫が受け継ぎ太平洋戦争も乗り越えて交流が続いていることに触れ、「互いを思いやる」重要さを語りました。

(中濱京さん)
「万次郎とホイットフィールド船長について両家の先祖たちからいつも教えられるのは、人間対人間の愛情は国や国境を越えて普遍であるということ、また、ホイットフィールド船長が鳥島で万次郎を助けなければこうして皆様方に会えなかったと考えると歴史の不思議さ大切さを感じている」

そして中濱京さんは、2028年放送の大河ドラマについて「山崎賢人(やまざきけんと)さんがどんな万次郎を演じてくれるか楽しみ」と話していました。