8日から夏の高校野球高知大会に出場する注目校を紹介しています。10日は第1シードの高知商業です。久しぶりの甲子園へ、今大会注目のエースを中心に抜かりなく準備しています。
2018年以来、8年ぶりの甲子園を目指す高知商業。2025年の秋の大会で3位、2026年の春の大会で優勝するなど、新チームになってから県大会でコンスタントに結果を残してきました。さらに春の四国大会では準優勝。この夏は20年ぶりに第1シードで大会に臨みます。

◆岡村英人 監督
「チーム全体で粘り強くなったところが、すごく成長したところだと思います」

◆香長中出身 相原遥紀 主将
「一人ひとりがしっかり仕事を理解して取り組めたから、大会でも結果が出るようになったと思います。バッティングでは短く(バットを)持って打つとか、(相手投手に)1回15球以上投げさせる部分や、守備面であれば次のプレーの確認などをみんなでしようと心がけています」

チームの強みは“ピッチャーを軸にした守備”。その中心は今大会注目のエースピッチャー北添颯志投手です。北添投手は佐川中学時代にストレートの最速142キロをマークするなど注目を浴びる中、卒業後、高知商業に進みました。

◆佐川中出身 北添颯志 投手
「高知県内の選手が多いことと、私立を倒して甲子園に行きたい思いが強くて高知商業を選びました」

北添投手は1年生の夏からベンチ入りしたものの、2024年の夏は準決勝で、2025年の夏はベスト8で敗退し、やるせなさを感じていました。
◆佐川中出身 北添颯志 投手
「自分の中で良い思い出が大会でなくて、チームに貢献できずに終わったのが、今までの夏・春だったので。自分の成長を感じないことがあったんですけど、チームとして勝てない“なぜか勝てない”という期間が結構あって、大会でも自分が足を引っ張る場面もありましたし、そういう時が一番つらかったです」
北添投手は2025年、秋の県大会、四国大会出場をかけた3位決定戦で夏の王者・高知中央と対戦しました。
◆佐川中出身 北添颯志 投手
「あの試合は自分の中でもターニングポイントだったと思っていて、あの試合を振り返ることも多いですし、冬に入る前ということもあったんですけど、あの時が自分を見つめ直すきっかけになったと」

前日の準決勝で明徳義塾にコールド負けし、気持ちを入れ替えた北添投手は、9回133球の熱投。1失点に抑え、チームを四国大会に導きました。
◆北添颯志 投手
「旧チームでは全くエースナンバーも1回つけたけど、良いピッチングができていなくて、新チームで最上級生になって、もっともっと良いピッチングができるようにがんばります」

◆岡村英人 監督
「技術的にはフォアボールが少なくなってきたこと、マウンドでのふるまいであるとか、バックに声をかけることなどがよく見られてきたので、技術的にも精神的にも成長したと思います」
◆北添颯志 投手
「学年が浅い時は野手の声が聞こえてなかったり、1人で考え込んだりしたので、それが今は試合中にバックに声をかけることや、タイムをとり自分が野手を集めて話すところが大きいです」
秋以降、ほとんどの試合を1人で投げ切った北添投手。最速148キロの力強いストレートを軸に最後の夏に挑みます。
◆佐川中出身 北添颯志 投手
「チームとしてはもちろん甲子園を、自分としては自分が4試合をフルで投げ切って勝ちたいと思います」
意気込むのは他の選手たちも同じ。高知商業と同じゾーンにはセンバツ出場の高知農業や、強豪の高知に加え、2025年の優勝校・高知中央などが入り、8年ぶりの甲子園出場に向けた道のりは決して楽ではありません。

◆香長中出身 相原遥紀 主将
「強いところが集まりましたが、そこに勝たないと甲子園には行けないので、初戦から強いチームと当たるだけなので、そこは関係なく早めに腹をくくれたという感じです。力もきっ抗し、絶対接戦になると思うので、気を抜かずに一生懸命やっていきます。最後の夏の大会なので(目標は)優勝して甲子園に行くことです」

高知商業の初戦は大会3日目、順調に進めば7月18日の春野球場での第1試合で東工業と高知農業の勝者と対戦します。

それでは、11日に開幕する大会のトーナメント表を見ていきます。まず第1シード『高知商業』と2025年夏の王者『高知中央』が入るゾーンです。センバツ出場の『高知農業』、投手力ゆたかな強豪『高知』、夏2年連続ベスト4の『中村』などが同居する激戦区となっています。

続いて第2シードの『明徳義塾』、第3シードの『土佐』が入るゾーンです。2年ぶりの夏・優勝目指す 『明徳義塾』は、1年生の時から主力の里山楓馬捕手、『土佐』は走攻守のトップ選手、馬場創志投手に注目です。















