このほか名前には、将軍と大名との主従関係も現れています。

土佐藩主の山内家は、徳川からもらった松平という苗字を使っていました。

将軍から名前をもらうことは認められた証にもなりますが、その分、神経質に扱っていたといいます。

▼県立坂本龍馬記念館安岡達仁学芸員
「養子が入って血筋がちょっと変わったりした時とかには幕府に『松平を名乗っていいですか』とお伺いを立ててOKされて名乗り始めると」

武家社会の中で、重要な役割を持っていた徳川由来の名前ですが、大政奉還を機に、使われなくなっていき、慶應4年の資料では、山内家も松平を名乗っていません。

県立坂本龍馬記念館安岡達仁学芸員

▼県立坂本龍馬記念館安岡達仁学芸員
「名前というのが古今東西欠かせないツールですので、そういうところから歴史を眺めてみると、社会のあり方だったり、人々の意識慣習といったものがリアルに浮かび上がってくる」

企画展は、6月21日まで開かれています。