サッカーJ3高知ユナイテッドSCは、山本志穂美(やまもと・しほみ)社長によるスタッフへのハラスメント疑いの内部調査結果を発表し「ハラスメントに該当しない」としました。
この問題は9月、クラブのハラスメント等外部相談窓口に「山本志穂美社長から精神的苦痛を受けた」とスタッフから申告があり発覚しました。
申告を受け先月1日から調査を行っていたクラブの内部調査委員会は、11日に調査結果を発表。
山本社長が複数のスタッフと雇用契約書を交わさず労働条件通知書も交付していなかったことや、コミュニケーション不足による行き違いなど、15項目の問題があったと報告しました。
そしてそれらがパワハラに当たるかどうかは「該当するとまでは認められなかった」とした一方で、「労働者の安全配慮義務を果たしていたとは言えない」として山本社長を厳重注意処分としました。
処分を受け山本社長は、「私の言動等により不安や負担をかけてしまったスタッフには大変申し訳なく思っています」とコメントしています。
クラブは、執行役員制の導入やGM職の設置、定期的な面談を実施するなどして、再発防止を図る方針です。
◆高知ユナイテッドSC森下勝彦会長「秋田監督の問題に始まり今回の件まで皆さまに多大なるご心配ご迷惑をおかけしたことにつきまして改めて心よりお詫び申し上げます」
チームは現在、J3残留争い真っ只中。県民に愛される「プロチーム」であり続けるため、ピッチ内外で正念場を迎えています。













