26日夜、高知市のリサイクル用品店で「イノシシ」が目撃されました。イノシシは、店舗のフェンスに"激突"し走り去ったということです。けが人はいません。
警察によりますと、26日夜7時ごろ、「『ブックオフ』や『青山』のあたりで、イノシシが走り回っていて、北環状線の方に向かって走り去った」と通報がありました。通報を受けた警察が現場に向かい付近を捜索しましたが、イノシシは発見されなかったということです。
イノシシが目撃された、リサイクル用品店「BOOKOFF 高知インター店」の店員によりますと、イノシシは「体長80センチほどだった」ということです。店の客や店員にケガはありません。
■野中麟太郎記者
「目撃者によりますと、イノシシはこちらの壁に激突し、道路の方へ走り去っていったということです。現場には、"滑ったような跡"も残されています」
現場は、高知市の中心市街地から北に位置する、県道44号「高知北環状線」沿いのエリアです。店舗や住宅が立ち並び、北側には山があります。
高知市によりますと、イノシシはその後、午後8時ごろに「東秦泉寺公園」で、午後9時ごろには最初に目撃された店の近くで「親子で走る姿」が、それぞれ目撃されたということです。これら全てが「同一の個体かどうか」は、わかっていません。
高知市は「この時期のイノシシは、山でエサとなる食料が不足し、人里に降りてくる傾向がある。イノシシは本来『臆病』な動物だが、それでも襲ってくることがあり、襲われたら非常に危険。見かけたら近寄らず、市や警察に連絡してほしい」と呼びかけています。
(高知市 農林水産課 088-823-9458)










