コクのある甘さが料理などの味を引き立ててくれる黒砂糖。その原料になるサトウキビの収穫が高知県黒潮町で始まりました。
青空に向かって葉と茎が伸びたサトウキビ。黒潮町の大方地域ではサトウキビを栽培する25軒の生産者のグループ、『入野砂糖研究会』が伝統の製法を受け継ぎ特産の黒砂糖を作っています。
入野地区にある秋田晴記さんの畑では17日から収穫を始めたといい、18日朝も、夫婦で作業を行っていました。
秋田さんは4メートル近く伸びたサトウキビの先端の葉をカマで刈り取り、剪定バサミに持ち替えて茎の根元を切り取ります。

そして2メートルほどに揃えた茎を束ねます。

(秋田晴記さん)
「幹の太りが悪いみたい、日照りでね…みんなのが細いけん、影響あるがやろうね。今から糖度ものってくると思うけどね。大方の砂糖はいい砂糖になりようけん期待はしています」
サトウキビはぐっと冷え込んで寒暖差が大きくなると糖分を溜め込みます。黒砂糖の製造作業は19日から本格的に始まり12月下旬ごろまで続きます。










