高知県産の早場米を使った「日本一早い」という濁り酒の仕込み作業が、20日の朝から高知県香南市の酒造会社で始まりました。
明治時代から続く香南市の高木酒造では、昭和49年から毎年この時期に県産の早場米「フクヒカリ」を使った「おり酒」という濁り酒の仕込みをしています。
「日本一早い新酒」だという「おり酒」は甘口でコクがありながらも後味がすっきりしているのが特徴で、仕込みは20日から3段階にわたって行われます。
およそ90キロの蒸し米は、機械で冷やされた後「こうじ」や「水」などが入ったタンクに専用のホースで入れられます。2024年は暑さの影響で一部、白く変色してしまった米もあったといいますが、品質には全く問題ないということです。仕込みは25日まで行われ、一升瓶でおよそ4000本のおり酒がつくられます。
「おり酒」は9月8日ごろから瓶詰めされ、9月12日から販売される予定です。また、高木酒造のほか、香美市の松尾酒造でもフクヒカリを使った濁り酒が造られています。










