国の重要文化財「内子座」を拠点に、伝統芸能「狂言」に取り組む子どもたちが、10月の公演に向け稽古に励んでいます。
稽古に励んでいるのは「内子狂言くらぶ」のメンバーです。
クラブは、「狂言」を内子座活用の柱にしようと2014年に発足し、現在小学2年生から高校3年生までの18人が活動しています。
この日メンバーたちは、足の運び方など基本動作を確認した後、大蔵流の狂言師・茂山千三郎さんの指導を受けながら、山伏がキノコのオバケを退治する「菌(くさびら)」という演目を稽古していました。
(男子児童)
「(狂言は)大きく声を出したりして、学校とかでも毎日大きい声を出すようになって楽しいです」
(茂山千三郎さん)
「内子に来たら狂言が見れるっていう環境が、将来的にはできてくるのかもしれないですよね。私も力の続く限りお世話させていただこうと思っています」
(女子児童)
「(公演では)たくさんの人に見てもらって、狂言を知ってもらいたい」
内子狂言くらぶや茂山さんも出演する公演は、10月14日の午後5時半から内子座で開かれます。