再開発が進められている、愛媛県松山市のJR松山駅。
計画の三本柱は「新たな駅舎の建設」「線路の高架化」そして「駅前広場の整備」です。
計画によって松山駅がどう変わるのかを取材しました。

再開発が進むJR松山駅で行われている新たな駅舎の建設。
JR四国は新しい松山駅の完成イメージ図を発表しました。外観は黒を基調とし、周辺の住宅街に溶け込む落ち着いたデザインとなっていて、駅舎の1階には商業施設が入るほか、西側から東側に抜けるコンコースも設けられる予定です。

また、松山駅では線路を道路の上に架ける高架化も進められています。
計画では、松山市美沢2丁目から、空港通1丁目までのおよそ2.4キロの区間が高架化の対象で、再来年度の完成を目指し、建設中の高架橋の上にはすでに線路が敷かれ始めています。

駅前広場の整備計画では緑を多く取り入れるなど景観づくりに力を入れるほか、ホテルやオフィスなどが入る駅ビルの建設も予定されています。

さらに、市内電車の電停も駅前広場に設けられる予定で、これによりJRとの乗り換えがスムーズになることが期待されています。

松山市などは駅舎と駅前広場の完成時期について今のところ未定としていますが、新たな松山駅が生活や観光の拠点として利用客の増加、そして賑わいづくりに繋がるのかが注目です。