西日本豪雨の被災地、愛媛県西予市では、水害の軽減につながると期待される「田んぼダム」の実証実験が行われています。

■水害が軽減!?「田んぼダム」とは

愛媛県内有数の米どころ、西予市宇和町。
田植えが始まった水田の一角に据え付けられた小さな板に、水害の軽減へ期待が寄せられています。

田んぼに据え付けられた「せき板」

(西予市農林水産課 井上誠教係長)
「『せき板』を設置して、徐々に雨量が増えてきて水位が上がってきても、少しずつ水を流していきます」


切れ込みの入った「せき板」を設置することで、用水路や川に流れ出す水の量を調整。いわば田んぼをダムとして活用する取り組みです。

(記者:もしこの板が無かった場合は?)
「木の板の幅の分の水が、一気に流れ出す」