JR四国は、厳しい経営状況を理由に20日から運賃などを値上げします。
利用者は、どう受け止めているのでしょうか。

JR四国は、厳しい経営状況や乗客数の低迷を受け、20日から普通運賃を平均12.51%、通勤定期を平均28.14%、通学定期が平均22.43%、特急料金を平均5.13%それぞれ値上げします。

JR松山駅の窓口では19日、値上げ前に回数券などを買い求める人が見られたものの、大きな混雑はありませんでした。

通学で利用(高校生)
「(定期券が)5万3000円くらいから6万円とか。お金が高くなるのは嫌だなと思う」

通院で利用
「車に乗れないから電車を使っている。値上げはやっぱり苦しいわい」

お稽古に通うため利用
「免許持っていないから。乗っている人が少ないから上がるんだろうなと思う」

今回の値上げによって特急を利用した場合、松山ー高松間が400円値上がりし6690円に、松山ー宇和島間が180円値上がりし3740円となります。

JR四国の運賃値上げは、消費増税による改定を除きおよそ27年ぶりです。