愛媛県立学校を現在の55校から44校に再編する方針をめぐり、県教育委員会は23日、松山南高校砥部分校など再編対象となっている5つの高校の関係者から意見を聞きました。
聞き取りは学校ごとに非公開で行われ、このうち「砥部分校存続の会」と県教委の話し合いには、佐川秀紀町長も同席しました。
「存続の会」によりますと、話し合いの中で、町の補助で自宅から通えない生徒のために宿泊できる環境を整備することや、希望する生徒への給食の提供、デジタルコンテンツの制作会社と連携した人材教育などを提案したということです。
砥部分校存続の会 中川礼代表
「町のしっかりとした支えがあれば実現可能な良い案だと思います、という反応をいただきました」
砥部町 佐川秀紀町長
「しっかりと提案の内容につきまして、町もバックアップするということで答えて参りました。これからはしっかりと私どもも連携して取り組みたいと考えています」
5校の関係者から聞き取りを終えた後、田所竜二教育長は、実現可能なものは取り入れる考えを強調しました。
愛媛県教育委員会 田所竜二教育長
「本当にそれが地に足がつくかどうかというのは、もうちょっと検討して詰めていかなければならない」
最終案の取りまとめは、2月以降にずれ込むということです。