20日は二十四節気の1つで1年で最も寒い時期とされる「大寒」です。
愛媛県松山市ではこの時期としては暖かい朝を迎えましたが、大寒に合わせて心身の鍛錬に励む行事が行われました。
(山田アナウンサー)
「時刻は午前5時半です夜明け前の境内に水しぶきの音が響き渡っています」
松山市の大法寺では関谷泰純住職が毎年11月からおよそ100日間の水行を行っています。5時半の松山の気温は6.2度。この時期としては暖かい朝となりましたが、関谷住職はお経を唱えながらふんどし姿で30回ほど水をかぶり、無病息災を祈願していました。
(関谷泰純住職)
「世界の全ての方々が安穏に暮らしていけますようにと願いながら水をかぶっています寒いほうが身が引き締まる思いがして水行という修行になると思っている大法寺の水行は来月10日まで毎朝、続けられます。
「がんばるぞー!エイエイオー!」
一方、松山市の木の実幼稚園には1月なのに半袖、半ズボン姿の園児たちが。
始まったのは、毎年恒例の”大寒マラソン”です。
この幼稚園では寒さに負けない元気な体を作ろうと開園した1977年から大寒の日に園児がマラソンに汗を流しています。
今年は3歳から6歳のおよそ320人が参加し、年少と年中の園児は650メートル、年長は1キロのコースを駆け抜けていきました。
中には、泣きながら走る園児の姿も…。
先生「イチニ、イチニ、できてるできてるがんばれがんばれ」
園児たちは沿道の保護者からの声援を受けながら、最後まで力いっぱい駆け抜け全員がゴールしました。
(園児)
「楽しかった」
「なんか疲れた」
「疲れたけど頑張った頑張って走った」
(みんな半袖半ズボンだけど寒くないの?)
「寒くなかったよ走っていっていたから最初はね寒かったけど走ったら寒くなくなった」
「お母さんに頑張りたいと思って速く走ってきたんだけど…47位やった」
マラソンの後、園児たちは給食の時間にそれぞれの教室で豚汁を味わい、冷えた体を温めていました。