愛媛県は28日、廃炉作業中の四国電力伊方原発2号機(伊方町)の原子炉補助建家内にある機器に不具合があったと発表しました。
このトラブルによる外部への放射能の影響はないということです。

県と四国電力によりますと、トラブルがあったのは、低レベル放射性廃液をアスファルトで固める装置で、今年1月下旬の稼働後、定期点検を行っていました。

28日は、午前9時10分ごろに試運転のため起動して約1時間後、温度計付近から湯気のようなものが出たことを、委託運転員が確認しました。

その後、保修員が状況を確認したところ、湯気は装置の上ぶたの結合部分から出てきていて、密閉するためのゴム製のガスケットが変形していたことが分かったということです。
なお、このガスケットは2000年に交換されたものでした。

現地の放射線量は検出限界値以下で、委託運転員や保修員に被ばくはありませんでした。

装置は、廃液の処理を終えた午後5時過ぎに停止しました。

四国電力では、新しいガスケットが納入され次第、装置の分解点検と交換を行う予定です。

一方、愛媛県は四国電力に対し原因究明を求めるとともに、保守管理に問題がなかったか調査する方針です。