歴史的にも重要な愛媛県の公文書を県民にも役立ててもらおうと「公文書センター」が、開設されました。
一体どんな資料が眠っているのでしょうか。
今月1日県庁に開設された県公文書センター。
県の職員が業務で作成した公文書のうち歴史的に重要と判断されたものを公開しています。
(黒川莉緒記者)
「県庁の地下にある書庫に来ています。
こちらには古い公文書が並ぶなか、中には大正と書かれたものもあります」
現在、センターが公開しているのは、今から110年余り前の1912年度から70年ほど前の1952年度までに作成された公文書およそ3500冊です。
これらは温度22度前後、湿度55%前後に管理された部屋で眠ってきました。
(愛媛県私学文書課 酒井 厚志主幹)
「公文書は過去の出来事を知るための資料であるだけではなく、社会や行政の対応を考えるためのてがかりとなる」
閲覧できる公文書には、どのようなものがあるのでしょうか。
これらは県内の現状を紹介するため職員が作成した資料です。
1929年の県庁本館の落成を記念した展覧会で展示されました。
展示の中では県民へのメッセージも紹介されていたようです。
当時、日本の主流だった「尺貫法」から国際基準の「メートル・グラム法」へと移行させようとしていたことがうかがえます。
また、選挙で立候補者が有権者を買収してはならないことをユーモラスに描いたイラストもあります。
このほか、県内エリア別の職業を示したグラフもありました。
当時はどの地域も農業が多かったようです。
(愛媛県私学文書課 酒井 厚志主幹)
「公文書を身近に感じてもらい皆さまの学びに活用してほしい。
特に愛媛の将来を担う児童・生徒の皆さんに自由研究や総合学習の時間に、ぜひこの公文書センターを活用してもらえたら大変うれしい」
公文書センターの一般利用は来月1日からで、インターネットで資料を検索し、申請する必要があります。
県によりますと、保管されている公文書は合わせておよそ9万冊もあり、歴史的・文化的に価値があると判断されたものが順次、閲覧できるようになるということです。








