山林火災による被害は、長年、地元の児童が植樹活動を続けてきた「笠松山」にも及びました。
そんな中、焼失した植物や自然を再び取り戻そうと、卒業記念の植樹が行われました。
山林火災の現場からほど近い、愛媛県今治市の朝倉小学校です。焼失した笠松山は、「コバノミツバツツジ」の県内最大の群生地でした。
笠松山は、2008年に発生した山林火災でも被害を受けていて、それ以来、朝倉小学校の児童たちは、山の復活を願い卒業記念に「コバノミツバツツジ」の植樹を続けていましたが、去年の山林火災で再び焼けてしまいました。
去年4月、児童らは火災直後の笠松山に登り、被害状況について調査を行いました。
(児童)
「燃えてしまったけれども、残っている木もあって良かった」
「燃えちゃったけど、繋いでいけてるのでいいと思う」
Q.植林してどんな山になってほしい?
(児童)
「一面緑の、黒い所のないきれいな山になってほしい」
(朝倉小学校・佐々木盛州教諭)
「先輩たちが植えた木を初めて見たと思うので、それが燃えているのを見たのもいい勉強。2度目の火災なので、火災が起きないような取り組みも子どもたちと考えたい」
その後、児童らは、「コバノミツバツツジ」の穂先をポットに植え、植樹に向けた準備を始めました。
(児童)
「育ってほしいなと思って植えました」
「笠松山の緑を増やしたい」
そして迎えた12日、卒業を目前に控えた6年生の児童たちは、三度目となる笠松山に登りました。
そして、去年6月から育ててきた「コバノミツバツツジ」の苗を植え付けます。
先輩の卒業生から受け継いだ大切な苗木です。
(児童)
「これから元気にもっと大きく育ってほしい」
「(火災で)黒いので緑になってほしい」
「初めての挿し木での挑戦なので一つでもうまく育ってほしい」
「今まで16年間続いた植樹なのでこれから百年続く活動になってほしい」
そして、「コバノミツバツツジ」の穂先が切り取られました。植樹活動は次の世代へと引き継がれます。
(6年生から5年生へ)
「私たちのバトンを引き継いでください緑いっぱいの笠松山にしてください」
穂先を託された5年生の児童は、それをポットに挿していました。2度の山林火災にも負けず、脈々と引き継がれてゆく苗木のリレー。
緑したたる笠松山の復活に向けた活動が続きます。








