愛媛県松山市は、公用車で「当て逃げ」に相当する物損事故を起こしながら報告を怠ったとして、理財部の男性主任(40代)を、12月5日付で厳重注意処分にしました。

松山市によりますと、男性主任は10月22日、公用車を運転中に右折した際、フロントバンパーの左側をブロック塀に接触させる、物損事故を起こしました。

しかし、警察への通報など事故処理を行わず、また、上司への報告も怠っていたということです。

後日、車の傷を発見した公用車の管理担当が、ドライブレコーダーの映像を確認して事故が発覚しました。

ブロック塀の損傷は、ほぼ分からず、公用車の損傷も擦り傷程度でした。

男性主任は聞き取りに対し、事実を認めた上で「このくらいなら、報告しなくてもいいと思った」と話していたということです。

松山市は「公用車の安全運行を徹底する」とコメントしています。