9日から始まった秋の全国火災予防運動に合わせ、愛媛県松山市の認定こども園で、火災を想定した避難訓練が行われました。

松山市土居田町にある勝愛学園認定こども園で行われた避難訓練には、園児およそ470人が参加しました。

訓練は園内の給湯室から火が出たという想定で、園児たちは先生の指示に従い、煙を吸わないよう口を手で覆いながら運動場に避難しました。

そして、運動場で先生が避難した園児の安全を確認していました。

続いて、消防士から消火器の使い方を教わった後…

「火事だー!」

先生が操作を体験しました。

(先生)
「まず自分が落ち着いて行動できるように、自分の焦りが子どもに伝わらないように、声掛けとかも丁寧にしていこうと思う」

(園児)
「『火事だ』って言う」
「息を吸ったら火の煙が入るから、手で押さえた」

松山市消防局によりますと、今年1月から6月の間に市内で発生した火災は76件と、去年の同じ期間と比べ24件増加しました。

出火原因で最も多かったのは「こんろ」の14件で、次いで「たばこ」の13件でした。