船員不足で減便している愛媛県松山市の陸地部と中島の島しょ部を結ぶ中島汽船の高速船が、来年1月中にも通常ダイヤが再開する見通しとなりました。

中島汽船の高速船は船員が相次いで退職したため、今年2月から1日15便のうち8便が運休しています。その後、人員確保にめどが立ち、当初は、今月から通常ダイヤに戻す計画でした。

しかし、中島汽船によりますと、船長を育てるのにあと3か月程かかる見込みのため、再開は来年1月中となる見通しです。

通常ダイヤの再開に合わせ、新しい船も導入します。この船はおよそ19トンと小型のため、機関長の乗務が必要ないということです。

中島汽船は「新しい船の導入で利便性を高め、生活航路として今後も地域を支えたい」とコメントしています。